【韓国】清州からソウルへ最速・最安で行く方法まとめ

日本各地からの直行便の運航が始まったことで、韓国旅行の新たな選択肢として清州が注目されています。

「清州も気になるけど、やっぱりソウルも外せない・・・!」

そう考えている人も多いのではないでしょうか?

調べてみると、実は、清州はソウルから高速バスで約1時間半と便利な場所に位置しています。
仁川(インチョン)空港からソウル市内へ入るのと比較しても、所要時間や料金に大きな差もありません。

実際に、清州国際空港は仁川や金浦(キンポ)に比べてコンパクトで混雑が少なく、入国審査もとてもスムーズでした。
時間を最大限に活用したい時や、航空券の料金を抑えたい時に清州を拠点にすることはメリットがたくさん!

次回利用する際の記録としてまとめてみました。

  • 仁川や金浦空港の航空券が高い
  • 希望の時間のフライトがない
  • 清州に宿泊して、日帰りでソウルを観光

などでも利用できます。
ぜひ、参考にしてみてください。

清州ってどんなところ?

清州(チョンジュ)は韓国の中央部に位置し、ソウルから南東へ約130km離れた場所にあります。
KTX(高速鉄道)を利用すれば約50分、車ではおよそ1時間半でアクセス可能です。

歴史と現代が調和するこの都市は、韓国初の金属活字本が印刷された場所としても有名で、文化遺産や伝統的な市場、美しい自然が点在しています。

さらに、ソウルや釜山と比べて観光客も少なく、静かで落ち着いた雰囲気が魅力です。
清州の詳しい情報はこちらからご覧ください。

清州からソウルへの移動手段を徹底比較

韓国のバスターミナルの様子

清州からソウルへは、主に高速バス、電車、タクシーの3つの方法があります。
旅のスタイルに合わせて最適な方法を選びましょう。

移動手段 料金の目安 所要時間 メリット デメリット
高速バス 安価 約1.5~2時間 料金が安く本数が多い 交通状況に左右される
電車(KTX) 高速バスより高価 約1時間以内 移動時間が圧倒的に短い 五松駅までの移動が必要
タクシー 最も高額 約1.5~2時間 乗り換えがなく楽 料金が高く、交通状況による

清州からソウルへ移動する方法3選

清州からソウルへ高速バスで移動

空港から直接向かう方法と、清州市内から向かう2通りあります。

清州国際空港からソウル

清州国際空港からソウル高速バスターミナル(江南)行きの直行便が出ています。
清州に滞在することなく、直接ソウルへ向かいたい方に最適。最速かつ、最も安価な方法の一つです。

Wi-Fiや快適なシートを備えたバスで、快適に移動できます。

所要時間 約1時間30分
価格 1,589円

下記のサイトから予約すると当日はQRコードを提示するだけで良いので便利です。
清州空港⇋ソウル 高速バス簡単予約サービス

清州国際空港ターミナル → ソウル (セントラルシティ)の時刻表
出発時刻 クラス 運賃 (KRW)
08:55 優等高速 (Luxury) 15,000
09:35 優等高速 (Luxury)
11:35 優等高速 (Luxury)
14:25 優等高速 (Luxury)
14:55 優等高速 (Luxury)
ソウル (セントラルシティ) → 清州国際空港ターミナルの時刻表
出発時刻 クラス 運賃 (KRW)
08:20 優等高速 (Luxury) 15,000
10:50 優等高速 (Luxury)
11:50 優等高速 (Luxury)
13:50 優等高速 (Luxury)
14:45 優等高速 (Luxury)
16:50 優等高速 (Luxury)
18:20 優等高速 (Luxury)
注意点

ソウル高速バスターミナル(江南)行きのバスは本数、席数に限りがあります。
前回、清州に訪問した時に利用しようと思ったのですが、航空券を予約したのが前日だったため、予約対象外となっていました。
現地購入も可能ですが、旅行の日程が決まっている方は入、国審査の時間を考慮して、あらかじめ予約しておくのが安心だと思います。

清州高速バスターミナルからソウル

清州を観光したり、市内に滞在する予定がある場合に便利。
当日予約、または、オンラインサイト、バス会社のウェブサイトで事前にチケットを予約することもできます。

出発地 目的地 所要時間 価格(目安)
清州高速バスターミナル ソウル(ソウル高速バスターミナル) 約1時間30分~2時間10分 10,000~15,000ウォン

清州からソウルへ電車(KTX)で移動する方法

清州国際空港からソウルへ電車で移動する場合、まずは五松(オソン)駅まで移動が必要です。
空港から五松(オソン)駅へは電車、バス、タクシーで移動できます。

五松駅まで移動してしまえば、KTXでソウルまでわずか50分ほどで到着します。
スピードを最優先する方におすすめの手段。
ただし、KTXは席が埋まりやすいため、事前予約しておくのが安心です。。

空港は混雑しにくいとは言え、入国審査の時間は前後します。
初めて清州に訪れる方や後の予定がタイトな人は、KTXの予約時間の見込みを立てづらくストレスを感じるかもしれません。
また、荷物が多いと乗り換えや移動が大変になるので注意が必要です。

清州からソウルへタクシーで移動する方法

ソウルまで最速で移動できる方法のひとつ。
ソウル市内の目的地まで直行できるので、荷物が多い方も楽に移動できます。

ただし、専用レーンがある高速バスとは違い、渋滞に巻き込まれる可能性があります。
時間帯やシーズンによって波があるので、余裕を持ってスケジュールを組んでおくと良いでしょう。

韓国のタクシーは日本より安価。
特に、初乗り運賃以降の加算料金が日本よりも大幅に安いため、長めの距離を移動する際にお得感を感じられます。
とは言え、清州からソウルまでは距離があるため、他の移動手段と比較すると高額です。

項目 韓国(ソウル) 日本(東京23区) 備考
初乗り料金 4,800ウォン(約550円)
※1.6kmまで
500円
※1.096kmまで
韓国の方が初乗り距離が少し長い。
加算料金 約131mごとに約10円 約255mごとに約100円 走行距離に対する料金加算が、韓国の方が圧倒的に緩やか。
深夜料金 22時〜4時
(2〜4割増)
22時〜5時
(2割増)
深夜の割増率は日本より高い時間帯がある。

ソウル市内に在住の韓国人の友人によると、タクシーを利用する場合、配車アプリの「カカオタクシー(Kakao T)」を利用するのが一般的で確実とのこと。

特に、混雑したエリアや時間帯では事前予約が必須ということだったので、アプリをダウンロードしておくと安心かもしれません。
空港やバスターミナルで流しのタクシーを捕まえる必要もなく、事前に降車場所も指定できるので、韓国語がわからなくても確実に行きたい場所に到着でき、料金も明確で安心です。

韓国でもウーバーは利用できるようですが、カカオタクシーのシェアが圧倒的に高いため、カカオタクシーの方が捕まりやすいとのこと。

カカオタクシーを利用するためには、カカオアカウントの作成とクレジットカードの登録が必要です。
アプリ自体は日本語対応で操作も簡単。
ただし、運転手とのやり取りは韓国語が必要になる場合があるため、翻訳アプリなどを併用すると便利です。

ソウルへの移動でタクシーを利用するメリット

  • 移動の手間が少なく快適
  • 時間の心配が少なく、スムーズに目的地へ到着
  • 大きな荷物があっても安心

ソウルへの移動でタクシーを利用するデメリット

  • 長距離移動のため料金が高額
  • 時韓国語での簡単なコミュニケーションが必要な場合がある

KTXや高速バスだけじゃない!その他、清州からソウルへ移動する方法

清州からソウルへの移動手段と聞くと、多くの人が速くて便利なKTXや、安価な高速バスを思い浮かべるでしょう。
しかし、旅のスタイルや目的に合わせて、それ以外の方法を選ぶことで、より快適で特別な体験をすることができます。

今回は、知っておくと便利な3つの移動手段をご紹介します。

普通電車:費用を抑えたい・ゆっくり旅を楽しみたい方へ

KTXよりも停車駅が多く、所要時間は長くなりますが、清州からソウルまで普通電車で移動することも可能です。
清州駅や鳥致院(チョチウォン)駅から京釜線に乗車し、ソウル方面へ向かいます。
費用を抑えたい方や、旅程に余裕があり、道中の景色も楽しみたい方には、普通電車という選択肢も魅力的です。

メリット

KTXに比べて運賃が安価です。
車窓から韓国のローカルな風景を眺めながら、ゆったりと旅を楽しめます。
ソウルまでの間にある水原華城や華城行宮などの観光地を訪れることもできます。

デメリット

所要時間は1時間半〜2時間以上かかる場合があり、時間が読みにくいことがあります。
乗り換えが必要になる場合があります。

旅行会社の車チャーター:快適さとプライベート感を重視する方へ

複数の旅行代理店が提供している、ドライバー付きの専用車両をチャーターする方法。
事前に予約することで、清州のホテルや空港からソウルの目的地まで、直接送り届けてもらえます。

メリット

乗り換えや徒歩移動が一切なく、ドア・ツー・ドアで移動できます。
時間や場所に縛られることなく、自分のペースで移動できます。
グループや家族での旅行、または疲れている時など、快適さと便利さを最優先したい方にとって、非常に有効な選択肢です。
スーツケースなどの大きな荷物が多くても安心です。
日本語を話せるドライバーを手配することも可能で、言葉の壁を心配する必要がありません。

デメリット

高速バスや電車に比べて、最も費用が高くなります。

レンタカー:自由に旅をしたいアクティブな方へ

国際運転免許証を所持している場合は、レンタカーを利用して自分で運転する方法もあります。
清州の空港や市内で車を借り、ソウルまで自由に移動できます。
運転に自信があり、ソウルだけでなく、道中の様々な場所を探索したいというアクティブな旅行者にはぴったりの方法です。

メリット

自分のペースで自由に旅のルートを決められます。
道中のサービスエリアに立ち寄ったり、寄り道をして隠れた観光スポットを巡ったりすることも可能です。
公共交通機関が少ない郊外への移動もスムーズです。

デメリット

国際運転免許証の取得が必要です。
韓国の道路事情や交通ルールに慣れるまで時間がかかり、運転にストレスを感じる可能性があります。
ソウル市内の交通渋滞や駐車場の確保が課題となることがあります。

清州からソウルへ移動するメリットとデメリット

デメリット

移動手段の調査が必要

ソウル中心部とは異なるため、事前に移動方法を調べておく必要があります。
選択した手段によっては組んだスケジュールを逆算しながら予約も必要です。
仁川空港や金浦空港入りに慣れている方にとっては手間がかかります。

日本語が通じにくい

仁川や金浦の空港施設と比較して、日本語対応が限られる場合があります。
とはいえ、私が利用した際は、到着ゲートを出てすぐの案内所の方は、私が日本人だとわかると簡単な日本語で説明をしてくれました。
清州に滞在してとても親切な人が多かったので、不安に思う必要はないと思います。

メリット

航空券代を節約できる

仁川空港や金浦空港と比較して航空券の価格が安めです。
私が訪れた際は仁川空港で5万弱のところが、清州だと2万強でした。
高速バスの移動代を考慮しても交通費を抑えることができます。

空港の混雑を避けられる

清州国際空港はコンパクトな空港なので、入国審査や搭乗手続きがスムーズです。
預け荷物なしで約30分で出ることができました

ソウル以外の都市へもアクセスもしやすい

高速バスターミナルがあり、韓国内の各地へ高速バスが出ています。
清州を拠点にすれば、ソウルだけでなく釜山やその他の地域へも移動しやすいという利点があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
清州はソウルから意外と近く、日帰りでも十分楽しめる距離にあります。
清州空港を利用すると、航空券を安く抑えられ、空港での混雑を避けられるという大きなメリットもあります。

ソウルとは一味違う、清州ならではのローカルな雰囲気やグルメも大きな魅力です。
今回の記事を参考に、賢く移動手段を選んで、清州とソウルの両方を楽しんでみてはいかがでしょうか。